Shizuoka Charge

REPORT
2023.10.26

【関西大学ラグビーAリーグ/静岡ブルーレヴズジュニアユースカップ】1泊2日遠征レポート

2023年9月24日(日)、全国大学選手権への出場をかけた関西大学ラグビーAリーグ第二戦がエコパスタジアムで開催された。2019年ラグビーワールドカップのレガシーを受け継ぎラグビー普及の取り組みに力を入れるエコパスタジアムで、同リーグの試合が行われるのは2022年に続き2年目。今年は関西大学ラグビーAリーグに加え、U-15中学生大会、第二回静岡ブルーレヴズジュニアユースカップを開催。4大学+県外ジュニア3チームと 県内2チームの計9チームが、静岡県で1泊2日の遠征試合を実施した。

関西大学Aリーグ(関西ラグビー協会主催)

・関西学院大学vs立命館大学

・京都産業大学vs摂南大学

※試合結果詳細はこちら:関西ラグビーフットボール協会HP

https://rugby-kansai.or.jp/gameuniversity#a

第二回静岡ブルーレヴズジュニアカップ(静岡県ラグビー協会主催)

県外参加チーム

・鈴鹿ラグビースクール(三重)

・長野県選抜チーム(長野)

・レッドスパロウズ(愛知)

県内参加チーム

・静岡県選抜チーム

・静岡ブルーレヴズラグビースクール

※試合結果詳細はこちら:静岡県ラグビーフットボール協会HP

https://www.rugby-shizuoka.jp/information/23_092324

初めてのエコパスタジアム。どんな印象を持ったのか

今回試合を行った4大学はいずれもエコパスタジアムでの試合は初めて。試合後のインタビューで、どんな気持ちでエコパでの試合に臨んだのか、エコパの印象などを各大学の監督・選手に伺った。

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モチベーションが高まって緊張感もあり、試合を楽しめました。」(立命館大学・森キャプテン)

2019年の日本代表とアイルランド代表が試合をしたことはみんな知っておりますし、いつものスタジアムより2倍ほど大きく圧倒されましたが、緊張せずにいつもどおりやることを心がけて頑張りました。」(関西学院大学・兪キャプテン)


「ワールドカップの試合が行われた、このスタジアムの大きさに驚きを感じるとともに、このスタジアムで試合ができる機会をいただき、ありがたく思っております。」(摂南大学・森山キャプテン)

「静岡では初めての試合でした。ワールドカップが行われた大きなスタジアムで試合が出来て、嬉しく思います。」(京都産業大学)


どの選手も2019年のワールドカップが行われた5万人収容の大きなスタジアムでの試合に、緊張感もありながらモチベーション高く試合に臨めたようだ。

摂南大学は、前日にスタジアムの下見を行い試合に向けて選手全員で気持ちを高めたそう。

慣れない遠征。宿泊施設や食事等のサービスはどうだったのか

エコパスタジアムという夢の舞台に期待が高まる一方で、宿泊を伴う遠征はそう多くないが故に、いつもとは異なるルーティーンの中でコンディション面に不安視を抱く選手もいたという。コンディション面に関わる宿泊施設や食事、移動についてはどのように感じていたのか。

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「充実していて試合に集中できる時間が過ごせました。」(立命館大学・森キャプテン)

「ホテル自体は食事も美味しく、部屋も綺麗で喜ばしかったです。我々も遠征の経験はほとんどないので、行く前に不安はありましたが、浮かれすぎず頑張ろうと話していました。RWC2023は観ずに、ちゃんと寝ろよとも話していました(笑)」(関西学院大学・小樋山監督)

「大学に入学してから、このように前泊での試合経験は無かったので、楽しみ半分、寝られるかなど不安もありましたが、施設の食事もお風呂も快適に過ごせました。」(関西学院大学・兪キャプテン)

「久々の宿泊を伴う公式戦で緊張しましたが、周りからのサポートがあり不自由なことはありませんでした。いつも以上のパフォーマンスを出せたと思います。」(京都産業大学・三木キャプテン)

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今回4大学の選手が宿泊したのは、つま恋リゾート彩の郷(HP:https://www.sainosato.jp/)。140万平米の広々としたリゾートホテルには天然温泉が完備。また、ビュッフェ形式の料理がふるまわれ、選手たちも快適に過ごせたようだ。

「大学選手権に行く目標を持っています。公式戦での遠征を経験させていただいたとともに、静岡県協会さんはじめ皆様から、宿泊、食事とも素晴らしいものを提供していただきました。前日夜のミーティングから試合まで、全員が同じルーティーンで過ごす経験ができて、ありがたく思っています。」(摂南大学・瀬川監督)

食事もとても美味しく、宿泊先の設備も充実していました。前日の夜から全員が一致団結する事が出来て、非常に良かったです。来年も来たいです。」(摂南大学・森山キャプテン)

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宿泊を伴う遠征での過ごし方に慣れておくことは、全国大会を目指すチームにとって非常に重要だ。学生寮のない摂南大学にとっては、今回の合宿で前夜から選手全員が同じルーティーンで過ごし士気を高めることができた貴重な機会だったという。

県外ジュニアチームも1泊2日の静岡県遠征を実施

長野・愛知・三重から来た3チームと県内の2チームは、今回くれたけインプレミアム袋井駅前(https://kuretake-inn.com/hotel/fukuroi-station)、くれたけイン磐田(https://kuretake-inn.com/hotel/iwata)に宿泊した。くれたけインプレミアム袋井駅前は、ビジネスホテルでありながら、最大収容人数300名のイベントホールを有する。今回はこのホールでビュッフェスタイルの食事を提供。広々とした空間で選手・スタッフ全員が集まり、和やかな雰囲気の中懇親会が開催された。

最後に

今回、ラグビーワールドカップ2023大会とも時期が重なったこともあり、改めてここエコパスタジアムが日本代表のアイルランド戦における歴史的勝利を収めた「聖地」であることを実感した。今後もこの「聖地」でたくさんのドラマが生まれることを期待したい。

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